一方通行 自転車のことは置いてきぼり
住宅街ならどこにでもある一方通行の道。
名古屋では大抵の場合、「自動車・原付」という但し書きがついている。
これは軽車両・自転車には、一方通行は適用されない、と言うことである。
で、実際に自転車で自動車一方通行の反対側から走ってみると、おかしなことに気付く。
一方通行を順行で走ると、当然ながら一時停止があって、道路にも「とまれ」と書いてあるし、標識もある。しかし、反対側にはない。(写真の現場は一応停止線?が引いてあるが、新しく舗装した場所のためか、ほかではあまり見ない。どちらにしろ一時停止の標識等はない。)
つまり、自転車には相互通行が許されているのに、その前提での表示等は何もないのである。
交差する側の車両は、自分が一時停止ではないので反対側が止まるつもりで走り込んでくるだろうが、こっちはこっちで一時停止の表示がないので止まらずに走る。非常に危険な状態である。
自転車に相互通行を許した状態でありながら、自転車に対する表示が徹底されていない。毎日自転車に乗っている人間なら気付くはずである。これこそ、道路を整備する人間が車目線、車脳であることの証拠であろう。